一昨年、D.A.N、WONK、tofubeats、シャムキャッツといった個性あふれるバンドやアーティストと堀込泰行がコラボレーションしたことで話題となった企画EP「GOOD VIBRATIOS」。その第二弾「GOOD VIBRATIONS 2」の制作がスタート。先行は日本屈指のDUBバンド LITTLE TEMPOとのコラボが実現。堀込泰行のペンによる「エイリアンズ」と並ぶ名曲「スウィートソウル」をラヴァーズ&ダブでカヴァー。Cover Art はパリ在住の要注目のイラストレーター Camille de Cussac(カミーユ・ドゥ・クサック)に書き下ろしていただきました。2019年11月3日<レコードの日>にアナログ盤限定で発売いたします。是非、お手元に。

https://レコードの日.jp/items/situation-tokyo-natural-foundation-llc

 

 

 <商品詳細>

アーティスト:YASUYUKI HORIGOME + LITTLE TEMPO

タイトル:スウィートソウル(Lovers Ver)

フォーマット:12″

品番:NFRLP-1001

価格:1,800円(税抜)

発売元:Situation.TOKYO/NATURAL FOUNDATION LLC

発売日:2019年11月3日(土)<レコードの日>

 

<収録曲>

SIDE A  スウィートソウル(Lovers Ver)

SIDE B  スウィートソウル(Dub Ver)

 

● LITTLE TEMPO   http://littletempo.com

 

堀込泰行×リトテン! 今回のコラボ作は20年越しのシンクロニシティを感じます!_______Text 本根誠

シンガー・ソングライター 堀込泰行、近年盛り上がりを見せる70’S CITY POP 再評価のきっかけともいえるグループ、キリンジ出身ということもあり、近年がぜん注目を集める存在である。そんな堀込のニュープロジェクトがなんと、日本のレゲエ・シーンを代表するダブ・バンド、リトルテンポとの共演であるという。意外に思える向きも多いと思うけど、まずは時間軸で双方の歩みを見てみよう。20年以上の時間の中で、今回のコラボレーションに至るまでのゆったりとしたお付き合いを確認すると、新作を楽しむ心構えになると思うので。

1992年:リトテン結成。東京の西側に暮らす若者が集まり、同じく西側で結成されたMuteBeatを師と仰ぐリトテンのメンバーの中には美大生もいたりして、単なる汗かき音楽と一線を画したレゲエ・サウンドで人気を博す。1999年以降は、エディ・リーダーや日本のUAなど歌手とのコラボやプロデュースも開始。今回の堀込との共演での、抒情的なサウンドと歌ものメロディとの融合具合の基本線はこの頃既にあったのだ。

1996年:キリンジ結成。2002年ぐらいから、リトテンのメンバー、スティール・ギターをメインとする田村玄一がサポートで参加することが多くなる。AORテイストな楽曲にあってダビーなスティール・ギターの響きという不思議な気持ち良さはこの頃のキリンジの聴きどころでした。2013年には堀込泰行は同グループを脱退するが、田村との付き合いは続き、2015年には、日比谷野音で行われた田村の還暦記念イベントにも出演。ここにはリトテンも勿論、出演していた。

 東京にまだ田園風景があった頃に音楽の世界に入った堀込泰行とリトルテンポは、1990年代、まだ音楽シーンが今ほどせちがらくない時代にデビューできたおかげだろうか、今回の「スウィートソウル」のような、コンビニでかかりまくるわけではなさそうな楽曲に真剣に向き合う精神性を身につけてきた、と思う。

2017年:堀込は、当時のバックバンド New Shoesとともにキリンジ時代の人気曲「エイリアンズ」をラバーズ・レゲエ・アレンジでセルフカヴァー。ここでは、リトテンの内田直之がエンジニアリングで参加。内田はその後の堀込のツアーにも同行し、全国各地の会場で幽玄なライブダブを鳴らしてくれた。

 そして、このたび、いよいよ堀込泰行とリトルテンポのコラボ楽曲の登場となる。堀込泰行的に大人気曲である「スウィートソウル」のレゲエ・カヴァー。柔らかなリズム&ブルース調でうっすらと黒っぽい楽曲は、ブラック・ミュージックとの相性の良いレゲエ・アレンジにフィット間違いなし。同曲は冨田恵一プロデュース時代の名アレンジ曲でもあるのだが、オリジナル楽曲は、わかる人にはわかる、みたいな体で多彩に展開するコード進行の素敵さも聴きどころだった。しかし! レゲエ・アレンジの王道といえば、テンションなど、コードの中のおしゃれ枝葉をばさばさと切り落とし、シンプルイズベストなアレンジにしていくもの。ここらの落としどころを皆さん楽しみに聴いてください。

そして、レゲエといえば、ハイトーン・ヴォイスの歌手を輩出している世界でもある。エロール・ダンクレー、ラクスレイ・キャステル、ホレス・アンディ、そして堀込泰行。

「スウィートソウル」は、2003年:髭のなかった頃の堀込泰行の名演である。現在、ほど良く髭をたくわえ、古本屋のご主人みたいな話しかけて良いか悪いかわからない素敵なキャラクタに成長した堀込が16年の時を経てリトテンとスウィートソウル」を再演。今の堀込のレイドバックした味わいを堪能しよう。